お悩み事相談


地域の中で暮らしていて普通にできていたことが、少しずつ出来なくなったり、家族間での心配事があったりしませんか?

私達なんと元気は、平成25年に共に暮らしてよかったと思える地域社会を民間ベースで寄与していきたいと思い発足しました。

こんな私達ですが、皆様からの声を真摯に受け止め、守秘義務を守りながら話を聞いていきたいと思います。


 10月19日(水)のセミナーは南眞司先生による「一人でも自宅で安心して暮らそう」でした。

 南砺市における老夫婦二人暮らしや一人暮らしの実状把握から説明があり、中でも家族と一緒に暮らす70代女性の自殺率が全国平均の3倍もあることに驚きました。

 年老いて体が自由に動かなくなり、人の介護を受け入れることは後ろめたい事ではなく、当たり前のことなんだという事です。ただその介護を受ける行為に対して、感謝の気持ちをもっていることが大事で、その当人にとって、最後の家族や周囲の人へのしつけに繋がるもので、それが亡くなっていく者の役割だということでした。

 地域で暮す私たちにとって、話を聞いたり聞いてもらったりするちょっとした思いやりの気持ちが(昔は当たり前のようにあったと思われる風習が)現在は薄れてきていることを危惧します。

 週一健康サロンはこれからも継続していきますので、お誘い合わせの上、体を動かし世間話に花を咲かせましょう。

 


 9月14日(水)のセミナーは三吉美香さんによる「認知症の方の見守り・支援」と題して話していただきました。

 認知症の病気の内容説明から入り、接し方や行政の支援の現状を分かりやすく教えていただきました。

 認知症を患っている方は自分が認知症であることを分かっているということです。周りの家族や接する人の優しい対応が求めれれることを学びました。


 8月24日(水)のセミナーは地域包括支援センターの保健師、小林尚美さんによる「コロナ禍でできるフレイル予防」をテーマにレクチャーしていただきました。

 聞きなれないフレイルという言葉の説明から入って、その必要性と具体的な運動並びに効果的な筋肉をつけるための良質なたんぱく質の取得に話が及びました。

 要介護者にならないように健康寿命を少しでも長く維持していく為の役に立つお話でした。

 これからも小林さんには、身近な存在でいていただきたいと

感じました。


 7月20日(水)のセミナーは南砺消防署東分署の森田さんに起こしいただき、救急車の利用のされ方について教えていただきました。

 全国版救急受診アプリℚ(きゅうー)助というのがあり、症状の緊急度を素早く判断してくれるので、救急車を呼ぶときの目安にしてほしいそうです。

 受講された高齢者の皆様からは色々な質問が寄せられましたが、困った状態であれば、迷わずに救急車を呼ぶことで意見は一致していたようです。


毎月の事例検討会で決定されたアウトプットを匿名で(本人には分からない形で)公開することにしました。私たちの悩み事相談の行っていることを少しでも分かっていただけたらという思いです。常に窓口は開いていますので、お気軽に相談してください。

 

令和4年6月

 

=68歳女性からの相談=

 

南砺市の実家のお墓が老朽化しており、私たち夫婦も高齢になって、遠方のお墓の世話に行くことが難しい状態です。この際墓じまいしたいと思いますが、どうしたらいいでしょう。

 

=返答=

 

墓じまいにも様々な形があると思われます。まず、相談者本人がどのような形を考えていらっしゃるかお聞かせ下さい。遺骨を移動させる場合の手続を時系列でまとめてみました。専門業者もいると思われますが、参考にしてみて下さい。

 

1 家族や親戚の了解を得る

2 現在の墓地管理者に知らせる

3 遺骨の新しい安置所を決める

4 新しい管理者から 「受け入れ証明書」をもらう

5 現墓がある自治体の 「改葬許可証明書」をもらう

6 現墓管理者に 「埋葬証明書」をもらう

7 4~6の書類を現墓がある自治体に提出し、「改葬許可証」をもらう

8 石材店に依頼し、墓から遺骨を取り出す(墓を解体し、更地に戻す)

9 遺骨を新しい安置所に移し、新管理者に「改葬許可証」を提出する

 

=40歳女性からの相談=

 

73歳の父が頑として運転免許の返納を拒否しています。近頃はなんだか怒りっぽくなり、車のキーを私たちが隠したと勘違いして、急に怒鳴りだし、皆で探すと脱いだままの父のズボンのポケットから出てきたというようなことが何回かありました。同乗していて事故寸前だったこともあり、家族で何とか運転をやめさせたいと思っているのですが、本人は運転に絶対の自信をもっていて耳を貸しません。いろいろ考えて、とても不安です。どうしたらいいのでしょうか?

 

=返答=

 

 安全に運転できるかの評価を受けて、安心な生活を過ごすことが大切です。

 本人も以前より物忘れがみられ、日常生活での支障を感じておられると思います。しかし、そのことを認め受け入れることが困難な状況と感じます。高血圧などがあれば、本人に説明し、一度ドックを受けるつもりで物忘れ外来を受診されるのも良い選択です。

 

=52歳女性からの相談=

 

昨年の2月に乳がんの手術を受けました。現在はホルモン治療などを継続しながら定期健診を受けています。家族や友人も応援してくれたり、病気のことにあえて触れずにいてくれたり、腫れ物に触るようだったりといった気遣いを感じています。それはそれで有難いと思っていますが、近頃は誰かと思いを共有しながら気兼ねなくお話してみたいと思うようになりました。どこかにそのような場はないものでしょうか?

 

=返答=

 

富山市のサンシップに富山県がん総合相談支援センターがあります。そこに問い合わせると県内の病院で開かれているがん患者とその家族のためのサロンの情報を教えてもらえます。南砺市の近くですと、砺波総合病院でもサロン活動が行われています。病院でのサロンは、病院スタッフとともに、研修を受けたピアサポーターがお世話をしています。乳がん単独のサロンとしては富山大学附属病院のほほえみサロンなどがあり、他にも県内には乳がんの患者会もあります。気軽にお問合せしてみられるといいと思います。

※ピアサポートとは、同じような立場や課題に直面する人がお互いに支え合うことです。

がん相談支援センター

ホームページ: http://www.toyama-shakyo.or.jp/gan-soudan/

<相談方法>  ● 電話番号:076-432-2970

X:076-432-2971

e - m a i lganshienwel.pref.toyama.jp

 

=59歳女性からの相談=

 

64歳の夫が数年前から心身の不調を訴えるようになり、夜もなかなか眠れないようです。元々体を動かすことが好きな人で、犬の散歩や山菜取り、山歩きなどを楽しんでいたのに、愛犬を亡くしたころから次第に塞ぎがちになり、近頃は可愛がっていた孫が遊びに来てもあまりかまわず、孫が帰ると「疲れた」と言って部屋に閉じこもってしまいます。ネットで調べたら、男性にも更年期障害があると知り心配しています。

 

=返答=

 

数年前より心身の不調がみられ、不眠傾向で、疲れやすい状況みられています。加齢による影響やうつ傾向も考えられますが、まずは内臓や内分泌疾患などの内科的病気の確認が必要と思います。内科的な病気が無いことの確認の上で、精神的な病気の存在や生活環境の見直しなどが必要です。病院でご相談下さい。

 

 

                             令和4年4月

 

=80歳女性からの相談例=

 

自宅で50歳代の息子と二人暮らしです。息子は30歳頃まで仕事をしていたが、その後は20数年間仕事もなく、あまり外出もしません。今は元気で年金暮らしをしていますが、自分の死後が心配です。

 

=返答=

 

ご本人や息子さんにはお体の心配や生活面での不安があれば、親族や近所の方々にも協力をいただきながら、地域包括ケアセンターでご相談下さい。適切な支援が提供されます。また、息子さんが就業や社会活動を求めておられる場合は社会福祉法人マーシ園の「ミライサポートあい」に相談いただければ、担当者が伺います。

 

=50代女性からの相談例=

 

 80歳の父の認知が最近進んだようで、お金の管理が出来なくなってきたようです。母は面倒を見ようとしますが、元々仲が悪く銀行へ一緒に行ってくれないのでこれからどうしようかと思っています。

 

=返答=

 

父の面倒を見るにあたって母と相談者当人とで動ける範囲内での役割分担の話をすればいかがですか?(例、娘が通帳管理を任せてもらう等)県外などに親がいる場合、事務委任契約を結んでの支援や社会福祉協議会の日常生活支援事業の第三者による援助も検討されたら良いと思います。

 

=60代男性からの相談例=

 

母と二人暮らしをしてきた還暦を過ぎた男です。25年前に母が歩行困難になり、その後認知症になったため、離職して自宅で介護を続けてきました。その母も数年前に亡くなり、現在独り身で無職無収入で生きる気力もなく、死にたいという気持ちにもなります。アスモのフィットラボに来て、少し健康を考えるようにはなりました。

 

=返答=

 

家に籠っているだけでは生きる気力が徐々に低下します。まずは信頼できる方がお話を聞いてあげることから開始すればよいと思います。その上で、フィットラボや週一健康サロンを勧め、お茶をのみながら人と話す環境を作ってあげることが第一歩です。自分から外に出て人と話すことが生きがいづくりや社会との繋がりになります。精神的な不安や障害があるようなら、医療機関での診察も今後の生活の質改善に大切です。独り身で無収入のため、明日の生活にも困っている状況であれば、「地域包括ケアセンター」もしくは「福祉課」で生活保護の需給相談も必要です。生活保護を受けながら職を得て、社会復帰を果たすケースもあります。


 6月15日、南眞司先生のセミナー「高齢になっても幸せに暮らす」を開催しました。約40名ほどの受講者が体操を終えた後、南砺市の高齢者の幸せ度の実態を聞きながら、介護される側のあり方や気の持ち方を真剣に聞き入っていました。

 来月20日は消防署員による救急車の役立ち方を説明していただく予定です。

 

5月18日(水)

本日のセミナー風景です。

今年に入ってからの南砺市の詐欺の実態を話していただきました。携帯に突然入ってきて手口が巧妙化していることと、以前は高齢者が中心だったけど現在は若い人も引っかかっているとのことでした。被害件数が多くなる半面、1件あたりの被害額は小さくなる傾向だそうです。

 自分は大丈夫と思わず、気を付けましょう。

 本日いただいた注意ステッカーを電話機と携帯に早速はらせていただきました。


この度、なんと元気が受け付けた悩み事の事例を3件

匿名にて公開致します。

当サポートメンバーが包括支援センターや専門的な識者のサポートを得て、たどり着いた一つの解決法です。

1人で悩むのではなく、そんな方々の話を私たちは気軽聞けるよう努力してまいります。

           令和4年5月


 4月20日(水)の週一健康体操後のセミナーは南眞司先生による「老いのとらえかた」でした。

 たくさんの方に集まっていただき、真剣な表情で聞き入っていらっしゃいました。

 個別の相談会も予定しておりましたが、講演後の質疑応答で盛り上がっているうちにお昼になってしまいました。

 地域に住む私たち全員が共に助け合って生きることの大切さを改めて確認することができました。


3月16日(水)のセミナーは山田由理枝さんによる「お茶のみ友だち見つけ隊」と題して、年をとっても幸せに生きていく術を自身の経験を交えて楽しく話していただきました。その後南先生による個別相談会に2組の相談者があり、明るくなった表情でお帰りいただいたような気がしています。

来月のセミナーは南先生自身によるセミナーを予定しています。皆様の参加をお待ちしています。

1月19日セミナーの模様です。詐欺被害にあわないよう南砺市に寄せられた被害実例を基に、対策を話していただきました。

その後、南先生による個別悩み事相談を実施しました。3件の相談を受けましたので、守秘義務を守り、解決に繋げていきたいと考えています。

 


12月15日に行われたセミナー「ゆっくり始めるお片付け講座」の様子です。温井孝子さんに分かりやすい整理の話をしていただきました。その後、南眞司先生の悩み事相談を開催いたしました。来月は詐欺に引っかからないためのセミナーを1月19日11時から行います。健康体操とセットでお楽しみ下さい。